こんにちは、舘口です。
先日、市内の飲食店で、初めてお会いした中小企業の経営者様がこんなことを言ってました。
「データは大事っていうけど、そんなわけないだろう!」
と。
どうやら僕の名刺にある、「WEBマーケティング」という文言が、その経営者の方の何かを呼び醒ましたのかもしれません。
その後も、データ分析よりも”運”や”勘”のほうが大事だとひたすらに「データ不要論」を唱えていました。
現代では、市場需要・競合動向・自社の現在地など、あらゆる情報を可視化できる時代です。
釣りで例えると、どこの池に何匹魚がいて、どんなライバルがいて、どんな釣り方をしているかまで分析できる。
判断材料は増えるほど、事業判断をしやすくなります。
運や勘を重要視するにしても、まずは定量的な根拠に基づいた事実ベースを踏まえたうえで決断できれば精度は高まる。
この令和の時代に”勘”だけを頼りに、会社経営するって辛すぎませんか。
知行合一が原則、知るだけでは
また、事業を好転させる大前提は、例外なく「知行合一(学び行動する)」です。
知るだけでもダメ、ただ動くだけでもダメ。
“知る”と”動く”は、常にセット。
学んで良さそうなものは上手に取り入れてみる、そして課題が見つかったら改善する。
その繰り返しにより、事業は磨かれ、成果に近づきます。
人間は1日24時間しかないし、せいぜい生きて100年。
先人や周囲から学ばなければ、どんなに頑張っても自分自身が直接体験できることなんてたかが知れています。
学びの目的は、知識保有ではありません。
“知識”は、吸収し行動に移してはじめて価値となるのです。
その場で分析すれば納得してもらえたかな
ちなみにその方は、勘や運に任せる重要性を説きながらも、”経営が非常に厳しい”とおっしゃっていました。
野球で言うと、ヒットが出ていない状況なわけです。
ここでも「運が悪かった」という言葉で片づけず、なぜ凡退しているのかが分かれば具体的な対策がうてます。
バットは自分の事業、ボールは市場であり、しっかりボールを見極めてバットを振る事で市場を捉えることができます。
結果、初球は振るなとか、追い込まれたらバットを短く持ってみるといった具体的な行動プランが導き出せる。
そのほかにも、バッティングフォームを解析したり、普段のトレーニングや食事を見直すなど、うまくいかない理由を探り、一つずつ潰し込めば状況は改善していく。
売れている事業者のデータも全て取れるので、差分を分析すれば、必要な作業もおのずと浮かび上がります。
これらの具体的な対策をせずに、「運が悪かった」の一言で片づけては、同じ結果を繰り返してしまう可能性が高い。
・常に学び、行動し結果を分析して改善し続ける人
・運が悪かったの一言だけで終わらせる人
成果に近づけるのは、どちらだと思いますか。
"直接知"を磨く。書籍・ネット、生成AIに尋ねて返ってくるのは、誰かの体験に基づいた"間接知"である。
— 舘口 知弘 (@Tateguchi_T) August 21, 2025
その知識を自らの血肉とするには、その知識を実践し、経験として取り込んでいくことが欠かせない。…
分析してさしあげればよかったのかも
マーケティングとは、確かに抽象的な概念。
今回のすれ違いは”自分ごとに感じられない”というのが、一番のネックだったかもしれません。
その場ですぐ、事業状況・競合状況などを、徹底的に分析して”見える化”し、改善案まで提供できれば役立てたのかもしれない。
ただ、求められていない相手にそれを伝えても、無意味なのでやりませんでした。
対比が強烈
物事はすべて対比があることで際立ちます。
普段、しっかり議論が深められる経営者様・事業者様と付き合いをしているぶん、今回のできごとはなかなか得難い貴重な体験でした。
ひとまず、ブログ更新のエピソードにはなりましたので感謝したいと思います。
無人島脱出でひとつだけ選べるとしたら、「地図」
現代の事業環境はいわば霧のたちこめる、
無人島に迷い込んだかのようです。
そんな環境を脱出するために、
まっさきに必要なのは”地図”です。
なぜなら、どんなに素晴らしい道具を持っていても、
進む方向を間違えれば、
消耗するばかりで、目標にはたどり着けないからです。
しかし、
情報があれば危険なエリアを避ける事もできるし、
安全な経路や、食料が確保できそうな場所も導き出せる。
ビジネスもすべて同じです。
運や勘は、ナイフやロープのようなもの。
これは、ホームページやSNSのようなツールの比喩。
便利ですが、それだけでは生き残れません。
データ(情報)とは、地図です。
戦略とは、その地図の読み解き方。
そして実行とは、実際に歩くこと。
あらゆるツールを適切に使いこなして効率的に進む。
前回の投稿でアパホテルの事例を取り上げましたが、
駆使する事が重要。
そして、常に地図を見てデータをとりながら、
現在地を確認、改善し続ける。
行動、学びもどれかひとつでも欠ければ、成果にはつながらない。
だから私は、「データだけ」でも「行動だけ」でもなく、
すべてをセットにした価値提供を大切にしています。
それが、唯一結果にたどり着ける方法だからです。
「知は力なり」 フランシスコ・ベーコン
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